マイセン/ブランドの底力

マイセンのロゴに、白で二本線(スクラッチ)が入ったものがあります。1815年~1980年の間に使われた二級品を示すものです。

一般的には…です。

自社の製品の品質にこだわること=BRAND力ですね。内部のものしか解らないが、製品に刻みを入れ品質を管理するのはさすがです。

他に3本、4本のスクラッチが入ったものがあります。これはそれぞれ三級品、四級品ということではありません。どちらも「等外」で、マイセンの製品に値しないということだと言われています。

1本線が剣にかぶらず、側に描かれているものもあります。これはマイセン磁器に第三者が絵付けをしたものまたは、1点ものとして、マイセンが絵付けしたものであり、…複雑です。

正式には、マイセン側からは、なにもコメントは無いようです。

マイセンの二級品は、もちろん素人では判断つかないレベルの物ですので、個人的に所有するのには問題ありません。投機目的であれば、注意したほうが良いです。

上の写真はソーサー、カップとのセット品で、ヤフオクで70〜100万円の落札価格になるものでした。それでも新品の半額以下のレベルで手に入ります。

ぞろ目・連番の不思議な世界

000001〜000010までの連番、同じ組み。ぞろ目の連番で1〜8まで!

これは偽造紙幣ではありません。あるコレクターさん一人のコレクションでした。

こんな数字の紙幣集団には、一生かかってもお目にかかることはないでしょう。

1枚でも大騒ぎになりそうです!

いったいどんな方法で、どれだけの時間をかけて収集されたのでしょう。

コレクションはそれぞれに物語があり、歴史があります。

時間が積み重なり、様々な出会いがあります…。

骨董商の面白さと価値は、この物語に出会う事でもあります。物がモノでなくなります。

そこにしかない物語にあります。

(注意)ヤフオクや、メルカリでは、現在発売されている紙幣を出品することはできません。

大人のオルゴールの音色とは

ポーター社ディスクオルゴール「Limited Edition Baroque」のご紹介

アメリカのポーター氏が製作した「ディスク型名門:レジーナ」を継承したモデルです。

完全主義者ドワイト・ポーター氏の哲学が、良質な音にこだわり製作。

ちなみに…新品時の参考価格:5,500,000円です。

小さな本体から想像できないくらいの音圧で澄んだ音色に驚かされます。まるでオーディオ機器のようです。

その秘密は、コーム(音の出る櫛部)が2組、合計152弁あります。その鋼材にもこだわり、ニューイングランド産の特殊合金だそうです。それが頑強な本体に組み込まれ、とても重く2人で移動したほうが安全です。

楽曲の円盤は今でも860曲以上あるといわれ、コレクションアイテムとしては安心です。

  • ディスク:銅メッキ仕上げ圧延スチール製40cm
  • ニューイングランド特産の鋼材を使った特殊合金性の弁
  • 152弁ダブルコーム(76弁×2)
  • ディスク:15-1/2インチ(40cm)
  • 演奏時間:約20分

時折、日本国内オークションにも出品され、落札価格は約100万円前後。

このようなオルゴールを専門に修理する業者さんもあり、手巻きで、シンプルな構造で、長く愛用できます。